キングズ・ クァース (トロギール)(Trogir)

キングズ・ クァース (トロギール)(Trogir)

「過去にも未来にも存在しないもっとも偉大な都市」はダルマチアに実在

 

ドラマのなかで、クァースを描写するのに「過去にも未来にも存在しないもっとも偉大な都市」という表現が使われていますが、これは、ユネスコ世界遺産にも登録されているトロギールの歴史中心部を言い表していることは、容易に想像できます。中央ヨーロッパでもっとも保存状態のよいロマネスク・ゴシック様式の街と考えられている、このダルマチア地方の街の美しさは、十三人組に支配され繁栄する貿易都市のイメージにぴったり溶けあっています。カメルレンゴ砦や街壁、大聖堂などの風景をたどれば、トロギールが、自称クァースの王を名乗るザロ・ゾアン・ダクソスに率いられたずるがしこい貿易商たちが、デナーリスのドラゴンたちをとらえた場所だと気づくことでしょう。ドラゴンの母の復讐はすさまじいものでした。トロギールのすぐ近く、ほんの15キロほど離れたところには、七つのカシュテル町のひとつであるカシュテル・ゴミリツァGomilica町があり、その町の港はカシュティラツKaštilac城とともに、ブレーヴォスの街の一部をつくりあげています。