ダルマチア-シベニク

ダルマチア-シベニク

ダルマチアのシベニク地方には、島々のほかにも、ドゥルニシュDrnišやクニンKninなどの町があるダルマチア後背地エリア、そして地域の中心都市、シベニク市がある沿岸エリアがあります。このエリアには、また、89の島々や岩礁がちらばるユニークな自然にめぐまれたコルナティ諸島と、クロアチア・カルスト地形のみごとな川を誇るクルカの二つの国立公園があります。クルカ国立公園の数ある滝のなかで、スクラディンスキ・ブク滝とロシュキ・スラップ滝の美しさは、特に際立っています。

 

保護自然と伝統建築にめぐまれたエリアにあるクルカ国立公園近くの家族経営ファームを、ぜひ訪れましょう。この周辺には、散策やサイクリング旅行にぴったりな行楽地やトレイルが、たくさんあります。農園ステイのゲストたちは、各種スポーツを楽しんだり、季節の農作業に参加したり、プールサイドでのんびりリラックスしたりできます。こうした古い石造り家屋の一部は、宿泊施設として利用されている一方、別の部分は、伝統的なダルマチア料理やワイン、ラキヤなどの幅広いチョイスを楽しめる食堂に改装されています。こうした農園ステイ施設の横には、よく、ブドウ園や果樹園があり、ワインやラキヤ、プロシュト(生ハム)やオリーブオイルに野菜など、自家製エコ製品が提供されます。あたりの空気は、セージやイモーテル、月桂樹、ローズマリーの香りに満ち、穏やかなファームステイで、手つかずの自然に囲まれ、ぐっすり眠れるのは確実です。

 

クルカ国立公園の境ぞいにある牧歌的な雰囲気のミリェヴツィMiljevci地区の七つの村々のひとつには、絵のように美しいエリアを楽しみ、あらゆる味覚を試すことができる家族経営ファームの宿泊施設があります。ここでは、ミリェヴツィ産プロシュト(生ハム)、牛乳チーズ、各種ラキヤ、ワイン、オリーブオイルのほか、郷土料理のペカ(鉄鍋)料理からグリル料理、さまざまな自家栽培の野菜やフルーツを食べることができます。長年観光業に携わってきた経験ゆたかなホストたちは、興味ぶかい地元の風習や環境について教えてくれることでしょう。ここでは、地元の動物たちや、古道具類、近くのブドウ園やオリーブ園、学習路、クルカ川のロシュキ・スラップ滝や水車から、さらに、このエリアのゆたかな歴史文化遺産について学ぶことができるのです。文化や歴史に興味があるなら、ドゥルニシュの町にほど近いルジッチRužić村では、クロアチアを代表する世界的に有名な彫刻家イヴァン・メシュトロヴィッチの霊廟を訪れることもできます。

Dalmatia – Šibenik
Zoran Jelača

プリモシュテン・ブルニPrimošten Burnjiとよばれるプリモシュテン後背地も、訪れる価値があります。このエリアには宿泊施設が数軒あり、プリモシュテンのブドウ園の自然美を楽しみつつ、アドリア海沿岸の美しさも同時に堪能して一夜を過ごすことができるのです。

 

このほかにも、このエリアで見逃せない見どころをあげると、シベニクの街とその聖ヤコヴ大聖堂や四つの要塞(聖ミホヴィルMihovil(ミカエル)要塞、聖イヴァン要塞、バロネBarone(またはシュビチェヴァツŠubićevac)要塞と、聖アンテ海峡入口のリュリェヴァツLjuljevac島にある聖二コラ要塞)、初のパラシュートを発明した発明家(1551年生-1617年没)に捧げられた「ファウスト・ヴランチッチ」記念センター、プルヴィッチPrvić島のプルヴィッチ港、ヨットマンの永遠のあこがれ、コルナティ国立公園と「コルナティの玄関」として知られるムルテルMurter島、ディナル山系のクロアチア最高峰、シニャルSinjal峰(標高1831メートル)とチャヴロヴカČavnovka峰(1148メートル)を誇るプロミナPromina山、サンゴの産地でサンゴ産業とゆたかな植生で知られるズラリンZlarin島、さらに海綿の産地で海綿産業とダイビングの伝統で知られるとともに、アドリア海でもっとも低地に位置する最小の集落があるクラパニュKrapanj島。こうしたみどころについて学び、その知識を他の人たちとシェアしましょう!

 

観光をする際には、クニンとドゥルニシュの町もお忘れなく。クニンの要塞は、ヨーロッパでも最大級で、もっとも古い要塞のひとつ。その美しさと神秘さは、訪れる人たちの心をたちどころに捕らえ、その語られることのない物語で魅了するのです。もし、伝統フェスティバルが開催されているときに、このエリアを訪れたなら、この地域の伝統や習慣、人々についてさらによく知ることで、この地への訪問をより豊かにすることができます。