セーリングパラダイス出発点のシベニク
セーリングパラダイス出発点のシベニク
シベニクの街近く、クルカ川の河口付近には、ズラリンZlarin島、プルヴィッチPrvić島、カカンKakan島、カプリイェKaprije島やジリェŽirje島などをはじめとし、数多くの島々があります。小さな島の街の停泊バースに係留し、夕暮れの石畳の通りをそぞろ歩くのは、それ自体がすばらしい体験。さらに、数多くの入り江で泳いだりのんびりリラックスしたりすれば、美しい海の風景ととけあうひとときは、これらの島々を、海辺のバカンス最初と最後の夕べにふさわしいものにしてくれます。
シベニク沖のこれらの島々は、シベニクから近いだけでなく、悪天候からもよく守られ、美しい風景にあふれているというメリットがあります。さらに、クロアチアの島のなかでも有数の興味深いミュージアム、プルヴィッチPrvić港にあるクロアチア人発明家ファウスト・ヴランチッチFaust Vrančić博物館を訪れるなど、さまざまなアクティビティを楽しむこともできるのです。
シベニクをあとにし、航海ルートは、もう一つの地上の楽園、コルナティ国立公園へ向かうのが一般的。この群島エリアでは、バカンスの大部分を過ごすことができます。コルナティ諸島は、訪れる人々を惹きつけてやまない魅力にあふれ、クリスタルクリアな青い海が美しい数多くの入り江は、周囲に広がるこの世のものとも思えない海の風景にみごとにとけあっています。気象条件が許すなら、国立公園内の保護エリアにある入り江で一夜を過ごすのがおすすめです。地元のレストランは、ヨットマンたちのニーズをすでに把握し、コルナティの観光にかかせない一部となっている安全な停泊地とすばらしい料理の両方を提供してくれています。
コルナティに滞在したあと、航海ルートはまたシベニクに戻りますが、今回は、ジュトŽut島沿いに、ヴェリキ(大)コルナットVeliki Kornat島の北側を周る航海ルートをとり、プロヴェルサProversa海峡を通りましょう。帰りの旅も、出発時と同じくらい快適で、シベニク沖合の島々で海遊びを楽しめるだけでなく、お好みの停泊バースを選び放題です。もし、シベニクに直接戻る場合で、天候が許せば、シベニク海峡の入り口から9海里南西に位置するテトヴィシュニャク・マリTetovišnjak Mali小島での海水浴がおすすめです。この小島には、南海岸と北海岸に美しいビーチがあります。ここは海を楽しむのにパーフェクトな自然のオアシス。人気のティヤシュチチャTijaščica入り江では、自然に囲まれてさまざまなアクティビティを楽しむことができます。