イストゥラ

イストゥラ

イストゥラでは、地中海の幸と山の幸の両方が出会います。魚介類、エビ・蟹類、マネシュトゥラ・オド・ボビツィmaneštra od bobićiと呼ばれるコーン入りミネストローネ、極上のイストゥラ産トリュフ添えパスタ、ジビエ(野生鳥獣肉)のシチュー、グラ―シュ(肉煮込みシチュー)、豚ロース肉やソーセージ、野性のアスパラガス入りオムレツに、チーズ…。

 

食事は、ビスカbiska(ヤドリギ風味蒸留酒)やメディツァmedica(蜂蜜酒)、ヘンルーダのラキヤなどの食前酒からはじめ、存分に堪能してください。でも、クロシュトゥレkroštuleやクラフィkrafi、フリトゥレfrituleなどのデザートを食べる隙間も、必ず空けておいてください。

Truffles

Istrian pasta

Kroštule

Fritaja (a type of omelette)

世界レベルのグルメ現象

イストゥラ地方は、ずっと以前から、ある特別なことを目的とする旅行者が訪れるようになったクロアチア最初のエリア。それは、美食で、グルメを楽しむことが、この地を旅する最大かつ最重要な動機でした。イストゥラ地方の海辺を訪れたリゾート客たちが、マスツーリズム施設や類似の都市開発の手から完全に免れたイストゥラ内陸部を「発見」しはじめたのが、ことの次第です。

 

この意味で、イストゥラ内陸部は未開の地。未開地を探検したかつての地図製作者が、未知の土地に記したテラ・インコグニータという言葉で、今なお、イストゥラを記す文献もあります。イストゥラの海岸部と内陸部は、みごとな景観と相反する雰囲気の点から相互補完的なだけでなく、地中海の沿岸部と後背地で楽しめるユニークなグルメ天国をつくりあげています。極上のシーフードは、畑や果樹園、ワイン園、そしてイストゥラ内陸部の森が産み出す食材の数々と出会い、究極のグルメを届けているのです。

 

イストゥラ半島全体の食文化は、完ぺきなバランスが特徴。伝統的な農民料理や庶民料理に代表される料理が、数多くの伝統的な宿屋や食堂、居酒屋で提供されています。

 

それと同時に、クロアチア初の真のラグジュアリーなレストランの数々が生まれたのも、ここイストゥラ地方。このほか、わかりやすい基準に従ったワイン街道を最初に組織化したのも、几帳面なイストゥラのワイン生産者たちで、ワイン街道のネットワークは、またたくまに各地に広がりました。

 

こんにち、イストゥラは、完全無欠なグルメ世界として、世界レベルの現象となっています。何世紀にもわたり、農民風料理は、かたや経済的な不足に対応する手段であるとともに、もう一方では、ほど近くのイタリアの田舎の豊かな自然やとびきりの料理スタンダードに呼応してきました。こんにち、シンプルな田舎料理は、また、時代の流行になりつつあります。イストゥラ料理のシンボル、「フリタヤfritaja」とよばれるオムレツは、まさにそれを体現しています。この料理は、地元産の良質な卵をベースに、グルメ業界用語で「絶妙なポイント」に完ぺきに炒ったオムレツのことです。

 

田舎風料理や庶民料理、ラグジュアリーな接客ビジネスが、重なりあい、絡みあうイストゥラの地では、上質の小麦粉からつくられる昔ながらのパスタや、牡蠣、カニ、最上級白身魚、白トリュフや黒トリュフに多種多様なきのこ類、野生のアスパラガス、イストゥラ産プロシュート(生ハム)、パンツェッタ、ソーセージ、ポークロース肉、大小野生動物のジビエ肉など、さまざまなグルメの象徴がベースになっているのは、驚くに値しません。

 

シンプルなハウスワインのセレクションは、イストゥラ地方のおもてなしと極上の雰囲気をもたらす根幹をなしています。ワインは、何世紀にもわたって、最高の社交手段なのです。

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