Via Dinarica

Via Dinaricaヴィア・ディナリツァ - 自然につながるルート

クロアチアの最高峰や一番人気の山々は、ディナル山脈に属しています。ディナル山脈は、南東ヨーロッパのアルプス造山運動によって形成された比較的若い山系です。このごつごつした山岳地帯は、スロヴェニアにはじまり、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、モンテネグロ、セルビア、コソヴォを通り抜けて、アルバニアまで続いています。

 

ヴィア・ディナリツァは、ハイカーやサイクリストのほか、ディナル・アルプスを観光で訪れる旅行者のためのルートであると同時に、ディナル・アルプスに住む地元の人々の生活条件や労働条件の向上と発展を目的としたプラットフォームです。登山活動をとおして、地元経済を活性化し、この地を訪れる人たちに、地元の食べ物や宿泊施設、各種サービスなどを紹介することが、このプロジェクトの主な目的の一つです。

 

Via Dinarica

ヴィア・ディナリツァは、平行に走る三本のトレッキングルートを基本に構成されています。青のルートは、アドリア海沿いに、海岸エリアのディナル山脈を結び、白のルートは、ディナル・アルプスの山岳地帯を通り、緑のルートは、ディナル・アルプス内陸部を通っています。クロアチアでは、ヴィア・ディナリツァは、六つの国立公園(リスニャク、北ヴェレビト、パクレニツァ、プリトゥヴィツェ湖群、クルカ、ムリェト)、四つの自然公園(ウチュカ、ヴェレビト、ヴラナ湖、ビオコヴォ)、そして二つの自然保護区(ビイェレ・サマルスケ岩塊Bijele i Samarske stijene、ヴェレビトのロジャンスキとハイドゥチュキ・クコヴィRožanski i Hajdučki kukovi)のそばを通り抜けています。

 

 

 

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ヴィア・ディナリツァ - 白のルート

 

ヴィア・ディナリツァの白のルートでは、クロアチアの山々の多様な自然を満喫できる山岳エリアの縦走コースを楽しむことができます。白のルートでは、クロアチアで最も人気の山岳ルート(ゴルスキ・コタル登山道、カペラ・ハイキングルート、ヴェレビト登山道)を利用し、ディナル・アルプスの地形に沿って、最も魅力的なクロアチアの山々や、ピーク、展望ポイントをたどることができます。

 

白のルートでは、クロアチア最高峰で、さらに、ディナル・アルプスとヴィア・ディナリツァの名前の由来ともなっている山、ディナラ山で最高標高地点に達します。

 

白のルートは、経験豊かでフル装備の山岳登山家にお勧めのコースです。ゴルスキ・コタルの一部や、ヴェレビト頂上、ディナラ山は冬期、雪に覆われ、場合によっては、晩春まで雪が残ることもあるため、登山に最適なシーズンは夏です。

 

 

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ヴィア・ディナリツァ - 青のルート

 

ヴィア・ディナリツァの青のルートでは、クロアチアのアドリア海沿岸を訪れることができます。クロアチアをとおるルートの一部は、絵のように美しいクロアチアの四つの島々(クルク島、ラブ島、パグ島、ムリェト島)、クロアチア最大の二つの半島(イストゥラ半島とペリェシャツ半島)、三つの国立公園(パクレニツァ、クルカ、ムリェト)と四つの自然公園(ウチュカ、ヴェレビト、ヴラナ湖、ビオコヴォ)に、ハイカーたちを誘います。さらに、最も美しい沿岸部の川(ズルマニャZrmanja川とツェティナCetina川)の渓谷を下り、クロアチア最長の橋々(クルク橋、パグ橋、シベニク橋)を渡り、肥沃なカルスト台地とクロアチアの歴史上重要な地の数々を訪れます。

 

ヴィア・ディナリツァの青のルートは、ビオコヴォ自然公園の登山コース部分を除いて、険しく難しいルートはあまりないので、サイクリングツアーにぴったりです。

 

 

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ヴィア・ディナリツァ - 緑のルート

 

ヴィア・ディナリツァの緑のルートでは、ディナル・アルプスの内陸部の縦走コースを抜けて、手つかずの自然の景観を満喫できる類まれない機会に出会えます。緑のルートのクロアチア部分では、おとぎ話の世界から抜け出てきたようなゴルスキ・コタルに、オグリンOgulinやリチュコ・ペトロヴォ・セロLičko Petrovo Selo村のような、リカ地方のまだあまり知られてない魅力的なエリアが続いています。ヴィア・ディナリツァの緑のルートには、山の清流がサヴァ川に注ぎ込む緑豊かな渓谷に、多数の滝やその他の水の景観などの魅力あふれる風景がいっぱいです。

 

また、緑のルートは、ゼレニ・ヴィルZeleni vir(「緑の泉」の意味)のツラクCurak川の滝とプリトゥヴィツェ湖群のプリトゥヴィツェ滝のクロアチア二大滝を結びつけています。緑のルートには、あまり険しく難しいコースはありません。この縦走ルートでは、まだあまり観光地化されていないみごとな多様性に富む山岳エリアに触れることができます。

 

Alan Čaplar